セラミドは、皮膚の表皮の1番外側にある角質層に存在しているものです。セラミドは、紫外線や細菌などの刺激から肌を守りながら肌の潤いを保つ働きをしてくれています。肌の乾燥を感じたら、セラミドを補うことは良いことと言うのは、一般的に言われていることです。
セラミドについては、以下の記事を参考にして下さい。
houreisen-seramido.hatenablog.com
セラミド配合の化粧品に加え更に保湿アップを狙ってセラミドサプリを摂取している方も多く見かけます。セラミドサプリを摂取した場合、本当に保湿力がアップするのでしょうか?そのあたりを記事にしてみました。
ほうれい線対策に摂取したいセラミドサプリとは
特に肌の乾燥が酷い時に、外側からセラミド化粧品で保湿ケアを行うと同時に内側からもサポートする形で、摂取するのがセラミドサプリの狙いとされています。セラミドサプリメントに使われているセラミドには、こんにゃくやお米、パイナップルなどから抽出される植物セラミドが多い様です。
セラミドサプリについては、以下の記事を参考にして下さい。
kaotarumi-taisaku.hatenablog.com
tarumi-houreisen.hatenablog.com
ほうれい線対策に摂取する場合のセラミドサプリメントの課題
セラミドサプリを摂取する場合、常に課題となっているのが、効果があるのかどうかという点です。
セラミドが存在している場所が、化粧品で浸透させることができる、角質層の為、セラミドサプリを摂取して、胃腸で消化され、必要な栄養素に分解され、肌の角質層に届けられるのを待つより、直接、肌に、セラミド化粧品を塗布する方が早いのでは?ということです。
また、一日に必要なセラミドの量は、一日当たり600~1200ugと言われています。例えば、セラミドサプリメントをそれだけ摂取しても、摂取した全てが、セラミドとして効率よく角質層へ届けられるかどうかなどの体内のメカニズムは良くわかっていないことが多いのが現実です。
しかし、様々な研究のうちの一つとして植物由来のセラミドを使用したサプリメントを毎日0.6g、4週間摂取した後、皮膚の水分蒸発量が減少し、皮膚の保湿性が向上したという結果が、あるようなので、セラミドサプリの効果については、期待できると考えて大丈夫のようです。
ほうれい線対策にセラミドサプリよりセラミド生成サポート成分を摂取する方法もある
セラミドと言うのは、肌のターンオーバーの過程で生成される成分です。体内で生成される力を高めることができたらセラミドサプリが必要なくなると考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
水溶性のビタミンの一つである、ナイアシンにはセラミド生成を助ける効果があると言われています。ナイアシンは、ニコチン酸とも呼ばれビタミンB群に分類されます。
体内では、ニコチン酸アミドとして存在し、酸化還元反応の補酵素として働いています。このナイアシンを摂取することが体内でセラミドを作る力を高めるために有効となります。ナイアシンは、鶏のささみ、レバー、さば、ブリ、まぐろ、カツオなどの動物性食品に多く含まれています。
ナイアシンは、水溶性なので魚類の場合は、刺身や焼き魚、肉の場合は、油を使った炒め物、煮込む場合は、スープまで飲めるような料理がおすすめです。
ナイアシンは、欠乏症で皮膚炎が挙げられるほど皮膚において重要な働きをしています。セラミドを作り出しバリア機能を高める以外にもニキビの改善や、シミや色素沈着を防ぐ効果も期待されています。
ビタミンB群は、単独で摂取するよりも、全体で摂取した方が効果的といわれています。ナイアシンも単独で摂取するよりも、ビタミンB群としてサプリメントなどで摂取する方法も考えられます。